one for treasure. treasure for one. 何でもかんでも「個性」で片付けんじゃねえ!

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one for treasure. treasure for one. 何でもかんでも「個性」で片付けんじゃねえ!

 

one for all.

 

all for one.」

 

 

ラグビーの世界から生まれた

 

有名な言葉ですから

 

あなたも知っているかも

 

しれませんね。

 

 

モンちゃんの小学生の頃の

 

学級目標もこの言葉でした。

 

 

今の学校でも学級経営に

 

この言葉を使う先生は多いです。

 

 

「一人はみんなのために。

 

みんなは一人のために。」

 

 

ってね。

 

 

これ、状況によっては凄く

 

不平等

 

じゃないですか?

 

 

アリとキリギリスのお話で例えると、

 

 

「みんなで安心して冬を

 

越せるために力を合わせて頑張れ!

 

働かないキリギリスのためにも

 

アリは頑張れ!」

 

 

って都合よく受け取るキリギリス君、

 

キリギリスちゃんもいるわけですよ。

 

 

この理屈でいくと、

 

掃除の時間によくある

 

 

「男子!

 

ちゃんと掃除してよ!」

 

 

という責任感の強い

 

女の子の一言も

 

 

「掃除をやらない子の分まで

 

君たちが頑張れ!」

 

 

ということになってしまいます。

 

 

僕が子どもの立場なら

 

絶対納得いかないですね。

 

 

だいたい、

 

「みんなのために掃除しなさい。」

 

って言ってやるお子さんなら

 

女の子の一喝で掃除しますもん。

 

 

 

小学校二年生の事例

 

モンちゃんが担任した

 

お子さんの中にもいましたよ。

 

 

何でもかんでも

 

「む〜り〜♪」

 

といって何もせず、

 

 

「ごめん、ごめん、

 

いったんごめ〜ん♪」

 

といって自分の楽しさ優先で

 

好き勝手やっちゃう子。

 

 

その態度を指摘されたり、

 

何もやらないから他の子達だけで

 

物事をすすめようとすると

 

手が出る、相手のものを壊す…。

 

 

モンちゃんが受け持った中でも

 

屈指の大変なお子さんでしたね。

 

 

その時、妖怪ウォッチは

 

自分の子どもには見せないと

 

決めました。

 

 

僕も継続的に指導したんですが、

 

保護者も

 

 


「家ではいい子なんだ!」

 

「周りの子が意地悪で

 

担任の指導が悪い!」

 

 

というような方だったので…。

 

 

担任が代わったら

 

親子共々孤立して

 

転校してしまいましたね。

 

 

やっぱり孤立しちゃいますよ。

 

 

大枠で話をくくられると、

 

こういった孤立もイジメと

 

されるんでしょうね。

 

 

モンちゃんの本音

 

それでも、元教員か!

 

という方もいるでしょうが、

 

きれいごと抜きで

 

あえて言わせてもらうと、

 

 

「これは仕方がないでしょう。」

 

 

一人の我が儘ために

 

その他大勢が耐え難い苦痛を

 

強いられるなんて

 

 

学校以外の社会では

 

許されないでしょ?

 

 

同調を強要するわけではないですが、

 

他者の多様性は認めずに

 

自分の多様性をゴリ押しするのは

 

ただのエゴでしょ?

 

 

そりゃ、被害を最小限に

 

おさえようと思うと

 

距離をとらざるをえませんからね。

 

 

それに、そもそも本人が

 

「信頼」を得ようとすることを

 

放棄しているんですから。

 

協力することで

得られる信頼!

 

モンちゃんの学級で

 

口をすっぱくして言い続けてきたのは

 

この「信頼」です。

 

 

やるべきことをしっかりやる、

 

困っている子に優しくするなど、

 

普段からの行動で

 

「信頼」は積み上げられていきます。

 

 

心理学でも返報性の原理として

 

有名ですが、

 

 

人は善意には善意で

 

返したいと思うものです。

 

 

(一部それを悪用する人や、

 

そういう感情を有しない方も

 

いますけどね。)

 

 

最初にお話しした

 

「one for all. all for one.」

 

 

ホントは

 

「一人はみんなのために。

 

みんなは一人のために。」

 

って意味じゃないらしいですよ。

 

 

本来は

 

「一人はみんなのために。

 

みんなは一つの目的のために。」

 

です。

 

 

「その試合に協力し合って勝つんだ!」

 

という信頼関係を築き上げた

 

仲間同士の言葉なんですね。

 

 

お子さんが困ったときに

 

手を差し伸べてくれる。

 

 

一緒に戦ってくれる仲間を

 

作っていくためには

 

「信頼」という宝を積み上げられる

 

子どもに育てていきたいですね。

 


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