新世代のコミュニケーションの難しさ。SNSに支配されない人間関係作りとは?
ブログを
知ってもらうために、Twitterや
Instagramも始めたモンちゃんです。
最初はハッシュタグの使い方も
よく分かんなかったですから
ちょっとは慣れてきたのかな?
それでも、いまだに
ちょっと難しさを感じています。
文字だけのやりとりって
感情が誤解されて伝わることって
多いですからね。
頻繁に電話をかけてくる先生って
いると思いますが、
それもこのような誤解を防ぐため
でもあるんです。
(ホントは連絡帳の一言で
伝わってほしいんですけどね。)
まー、親世代も
ポケベル
ショートメール
Eメール
LINEなど
文字で伝えてきた世代ですからね。
喋りとリアクションで伝える
モンちゃんとしては難しいなー。
ブログの記事の内容も
うまく伝わっててほしいなー。
…ということで、
今日は子どもたちのSNSのお話です。
今の時代、
スマホの普及率は非常に高く、
小学生でも
2016年17.1%、
2017年23.7%、
2018年27%
と年々保有率は増加しています。
学年が上がれば上がるほど
保有率は高いですから
高学年くらいになると
半数以上の子が
持っていたりする地域もあります。
コミュニケーションが手軽にでき、
自己表現も容易なため
SNSは子どもにとっても人気です。
しかも子どもたちは
吸収が速いですから
それを「技術的には」
すごく上手く使いこなします。
素晴らしいことですよね。
日本は海外に比べ、
子どもの
デジタル通信機器に触れる機会が
少ないと言われています。
そんな日本で
主体的にそういった技術を
使いこなせる子が
増えているんですから。
反面、その技術は使い方を
間違えると凶器にも
一生残る汚点にもなります。
いじめのツールや
犯罪に巻き込まれるケースも
後を絶たないのです!
あなたのお子さんも
スマホを持たせっぱなしだと、
思わぬ辛い思いをすることにも
なりかねません。
この記事で事例をもとに対応を
考えましょう。
とある教え子たちの話
モンちゃんが
6年生の担任をしていたある年、
二学期あたりから
中学校入学に向けて
スマートフォンを持つお子さんが
一気に増えました。
学校では基本的に携帯電話や
スマートフォンの持ち込みは
禁止でした。
しかし、習い事などの際の
緊急連絡用の意味でも
お子さんに持たせている家庭も
多かったので黙認していました。
勿論、
「学校では禁止だから授業中、
休み時間も先生の前で
使っているのを見かけたら
預かります。」
と牽制球は投げていましたけどね。
保護者会でも
そういった話もしてあったので、
学校内ではそのことで
問題が起こったりすることは
無かったのですが…。
しばらくすると、
下校後、
子どもたちで集まった際に
別々の中学に行く子もいるため、
LINEの交換を始める子たちが
出てきました。
卒業前後にはグループLINEを作って
結束を強めているかのような
印象もありました。
卒業後、
ある教え子が学校へ遊びに来ました。
A君
「先生、俺たちももう
卒業したんだからさ、
LINE教えてよ。」
モンちゃん
「あのさあ、今の御時世、
いいオッサンが中学生と
LINEしてるって誤解招くのよ?」
A君
「じゃあ、一対一でのLINEは
しないから
グループLINEに入ってよ。
みんな喜ぶから。」
モンちゃん
「わかった。でも俺からは
ほとんど連絡しないだろうから。
どうしても困ったことがあったら
連絡してもいいって
みんなに伝えて。」
こんなわけで、
卒業生から相談を受けたり
報告を受けたり
ということがありました。
僕自身も、
卒業後も
頼ってくれていることが
嬉しかったのですが…。
例のグループLINEを見ると…
一部の子どもに対し
酷いものがありました。
ちょっと見かねて
僕もコメントしたことがありましたが、
その場の反応はいいんですよね…。
「はい、先生。分かりました!」
「メッセージありがとうございます!」
とか…。
現在、年数もたち、
このグループLINEは
しばらく放置されている状況ですが、
卒業後にLINEでこのような
人間関係の乱れがあったことが
すごく残念でした。
それは元をたどれば
僕が担任していた頃の
子どもたち同士のLINE交換から
始まっていたのかと思うと…、
もうちょっと先が読めていたらという
後悔もあります。
しかし、
学校では原則禁止と言っているのに
担任が在学中から子どもたちの
SNSの様子を確認してあげることは
できません。
与えている親ですら
子どものプライバシーに配慮して
スマホをのぞく方は少ないでしょう。
SNSを中心にコミュニケーションを
とっていると、
子どもたちは
それが自分への評価のすべてだ
と錯覚してしまうお子さんもいます。
しかし、
実際の社会には
様々なコミュニティがあります。
スマホの使い方と同時に、
SNSという簡易的な
コミュニケーションツールによって
孤立や中傷を受けて傷つく
くらいなら離れた方がいい。
自分のコミュニティを広げ、
直接的な人間関係も
大切にしたほうがいい。
ということを子どもたちには
言い聞かせておきたいですね。