指導者は法を犯す指示までも許されるのか?日本大学アメリカンフットボール部問題にみる教育的指導の闇とは?
マスコミよりもSNSで
話題が昨広まる昨今、
学校や教員の不適切な対応や発言が
よく話題にあがります。
これを教師や学校のせいにするのは
可哀そうだろうと思うものもあれば、
「都合が悪くなると
だんまり決め込むなら
最初から間違ったこと
しなけりゃいいのに!」
と教育界の理不尽さに
怒りを覚えることもあります。
ただ、個々の内容について
メディアなどで大きく扱われることは
少なく、
深刻な服務事故であっても
新聞の三面記事に小さく載って
地域内でも知らない人がいる程度の
話題でおさまってしまいがちです。
そんな中、指導者側の発言、
指導内容について大きく話題になる
事件がありました。
2018年5月6日、
大学アメリカンフットボールの
日本大学対関西学院大学の
定期試合において、
日本大学の選手が
関西学院大学の選手に
悪質なタックルを行い、
けがを負わせた事件が
世間では話題になりました。
報道が調べれば調べるほど
日大の監督・コーチの人としての
腐敗ぶりが明るみに出てきて…
言葉にできないくらい、
あきれ返るような、腹立たしいような
いたたまれない気分に
させられました。
監督・コーチの
「信頼関係の上での
げきを入れる言葉であって、
ケガをさせる意図の
指示ではなかった。」
という内容の謎の弁明。
「1プレー目で潰してこい。」
信頼関係の上で選手は
この言葉をどうとらえれば
良かったのでしょうかね。
『潰す』の意味
役に立たなくする。だめにする。
成り立っていかないようにする。
立ちゆかなくさせる。
など…
(参考 デジタル大辞泉 小学館)
今回の指示、
普通の国語力で考えれば
AかCのどちらかだと
聞き手は捉えるでしょう。
Aの場合を多くの方が
想像していると思いますし、
言うまでもないでしょう。
そして、Cの場合、
全国レベルのアスリートが
「1プレー目で」心の平静を
失うことになるような状況って
どんなことをしたらそうなるのか?
にらみつけたらいいの?
挑発して怒らせたらいいの?
そう考えると
「体面の平静を失わせる」
ととる方が自然です。
今回特に腹立たしいのが
「自分の言葉に責任をもてない
指導者がまっとうな
謝罪もできないこと」
です。
タックルを受けた学生、
指示された学生
それぞれ大きな傷を
負うことになりました。
そこに痛みを感じるならば、
教育者としてのプライドが
あるならば、
あの会見は
ありえなかったはずです。
不幸中の幸いもあった
この事件!
しかし、このの事件、
関係者の方々には大変失礼な表現に
なってしまいますが、
ラッキーなことが沢山ありました。
動画が残っており、
その動画の拡散に成功し
多くの方の関心を
引くことができたこと
仲間や周囲の方々によって
内部の人間しか知りえない
事実が明るみになった
からです。
(日本大学フェニックスTwitter引用画像)
正直、教育現場にいると
こんな指導者、権益者は
ゴマンと知っています。
「それはおかしいでしょう!」
と声をあげても
握り潰されます。
セクハラ罪はないと言った
政治家もいますし、
パワハラも
「それを訴えるやつの心が弱い」
という権益者もいます。
ハラスメントを行う側に
有利な風潮をつくろうと
する方たちもいますが、
このハラスメント、
傷害教唆であり
刑事罰を受けるべきもの
です。
この傷害事件に対し、
「これ以上、
批判するのはナンセンスだ。」
という声もありましたが、
学生に対しては
モンちゃんもそう思います。
タックルを受けた選手は、
怪我も回復し活躍している
ようですし、
タックルを行った選手についても
チームの仲間からの慰留もあり
ラグビー部に復帰することが
できたようです。
しかし、監督・コーチは
白黒はっきりするまで
追求した方がいいと思います。
今回と同様、
またはそれ以上の被害を
受けたにも関わらず
今まで泣き寝入りするしか
なかった方のため。
今後同様の事件が
起こらないように
社会全体で意識するため。
ハラスメント擁護の権益層に
犯罪を言い換えただけの行為の
末路をみせしめるため。
報道の方々にはできる限り
この事件を風化させないように
追い続けてもらいたいです。