今までと何が違うの? 小学校で2018年から実施されている「特別の教科 道徳」とは?
2020年度から実施される
新しい学習指導要領
(学校でどのようなことを教えるのか
文部科学省が内容を定めたもの)
その中でも注目は新しく教科化される
小学校の「特別の教科 道徳」
です。
今までの道徳と
何が違うのかというと、
考え、議論することに重点を置き、
通知表に評価を記述することに
なったということです。
「ん?今までも
書かれてなかったっけ?」
って?
通知表には学校から
家庭へのメッセージが
書かれている欄が
ありますよね。
あれは
「総合所見」といって
クラスでの様子や
学習の様子について
記述する欄なんです。
担任の先生によっては
責任感や協調性などについて
記述されている人もいますね。
それの道徳だけについて
書かれた欄が
追加されるってことです。
うーん、
学校の裏側を
知っている人間としては
ちょっと失笑ですけどね。
学校現場も戸惑っています。
「道徳」ってなんだろう?
2018年の朝日新聞のアンケート
(都道府県と政令指定都市の
67の教育委員会を対象)によると、
課題がある…25教委
課題がない…5教委
無回答・その他…37教委
という結果になっているようです。
(半分以上無回答・その他なので
何とも参考になりにくいですが。)
そもそも、道徳って何なんでしょうね。
現場にいるときから
矛盾が多いなーって思ってました。
価値観も多様な時代ですし、
モラルとか常識とかって時代によって
変わるんですもん。
親世代は外で
道を尋ねられたら教えてましたよね。
今は知らない人に声をかけられたら
助けを呼んだり逃げたりするように
言い聞かせるわけですよ。
物騒な世の中になってしまったから
と言ってしまえばお終いですが…。
おもいやりって…なに?
東京オリンピックも迫ってきているのに
知らない人とは
コミュニケーションとっちゃダメなら
「お・も・て・な・し」
なんてできないですよね。
集団指導では結局
筋道を作らざるを得ない!?
この教科って一つ間違えたら
プロパガンダ(思想の刷り込み)
になります。
考え議論することを中心にして
それを避けるならば、
どんな考えでもOKってこと?
話が上手いお子さんの考えで
まとまってしまうということ?
漠然としすぎた今の状態ならば、
僕だったら評価するの嫌だなあ。
そしてウチの子を評価されるのも…。
道徳性は様々な立場や
状況によっても見え方が違います。
学校からの評価は参考にしつつ
家庭でも柔軟に多方面から
物事をみることができるように
育てていきたいですね。
楽しみながら
お子さんの地頭を強化し
コミュニケーション力をも伸ばす
限定プレゼント中☆