SNSでも毎年話題に…子どもの担任はベテラン教員と若手教員どっちがいいの?
週刊誌の記事や
近所の世間話でも、
「ベテラン教員の後に
若手の教員が担任になったら
学級崩壊した。」
なんて話を耳にします。
いやいやいや、
それってベテランの方が
能力高いってってことですか〜?
そうでもないですよ。
結局その教員次第ですって。
確かに経験値による
引き出しに差はあります。
ベテランでも自分の得意な分野を
突き詰めて高めている先生、
新たに学んで
実践に取り入れようとする先生は
モンちゃんも自分の子を
受け持ってもらいたいと思います。
しかし、毎年同じことの繰り返しで
新しく学ぶ気がない、
お役所仕事の教員は
引き出しすらそんなにないですから、
経験3〜5年程度の先生の方が
力がある場合も多々あります。
それに、若手の先生の方が
昔よりも研修が圧倒的に多く、
教育に対する知識は
豊富な場合があります。
プログラミングや英語も
若手の方が得意な人が
多いですからね。
「知識と実際に子どもを
みとっていく力は違うでしょ〜。」
って?
そりゃそうです。
でも、子どもをみとっていく力は
全て経験から得られるのかというと
ちょっと違う気がします。
僕は
「センス」
「嗅覚」
「子どもたちへの愛情」
の影響の方が大きいと思います。
それでもなぜ、
ベテランの方が学級経営が
上手くいっているように見えるのか
お伝えしていきます。
ベテラン教員が良く見えるワケ
ベテランは保護者よりも
年齢が高い分、
若手よりクレームがきにくいです。
場合によっては
管理職よりも年上であれば
上司からの圧力も少なくなります。
その分自分の裁量で、
やるべきことだけやれる時間が
手に入ります。
逆に若手は保護者よりも
年下であることから、
色々と言われやすい状況にあります。
それに振り回されていると、
本来みるべき子どもたちを
みることができない、
自分の裁量で
学級を作っていくことが
できない状況に陥ります。
それぞれの学校で学年に
複数クラスがある場合、
学年での指導は
大抵、年長であったり
経験年数の長い先生の
意向に合わせて
行っていくことが多いです。
学年主任よりも年上の先生がいると
学年主任も年長者を気遣って
そちらの意向に合わせることも
多々あります。
若手には「指導」ということで
無茶ぶりもしやすいですから、
大変な仕事ほど
若手に集まってきます。
つまり、
年長者の方が
やりたいように仕事がしやすい
のです。
これは経験値による差ですが、
管理職や保護者から
「もの言い」が入るパターンを
知っているため、
リスクを最小限に
抑えることができます。
逆に若手は子どもたちに対し
「あれもこれもやってあげなきゃ。」
と手広くやりすぎることで、
ツッコミどころを増やして
しまうことがあります。
このように、ベテランの方が
職務を行う上で有利な
状態であるため
保護者目線からしたら
ベテランのほうが安心です。
親だって教師だって完璧なやつぁ
いないでしょーよ!
ただ、経験者としては
頑張る若手を
暖かく支えてあげてほしい
という思いもあります。
能力も高く、熱意もあるのに
力を発揮できない若手も
いますから。
中々学校の外からでは
学校の内情や教員の負担の
抱え具合などは分かりませんから、
担任の本来の良し悪しは
分かりにくいですけどね。
気をつけるべきは、
太鼓持ちタイプの若手と
自信たっぷりのベテランです。
ある栄養士の方が
キャリア50年の農家さんに
「こんなにおいしい野菜を
作れるなんて、
やはり経験は大きいんですね。」
と話したそうです。
しかし、農家さんは
「いやいや、私もまだまだ
50回しか育ててないから
今でも勉強中です。」
答えたそうです。
人を育てることも
同じではないでしょうか?
親も教師も半人前。
ベテランだろうが若手だろうが、
謙虚さと学び続ける向上心が
大切でしょう。
3流同士が手を取り合って
1.5流になれば上出来なのでは
ないでしょうか?
楽しみながら
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