インターネットがメインのインフラとなっている時代を生き抜くためのプログラミング教育の重要性と課題とは?
2020年度から小学校において
プログラミング学習が実施されます。
「え?何それ?
授業でゲームとか
アプリでも作るわけ?」
とお思いの方も
いるかもしれませんね。
はい、作ることになるかもしれません。
「かも」とつけたのは、
このプログラミング学習、
何かの教科の単元に入る
というわけではない
からです。
例えば、
算数の授業において
パソコンを用いて
三角形を作図してみるとか、
音楽において作曲のソフトを用いて
作曲をしてみるなどの
学習にICT(情報通信技術)を取り入れる
ということです。
なので、
中には「総合的な学習の時間に
簡単なゲームを作ってみよう」
という学校も
でてくるかもしれませんね。
でも、今までだって
ICT機器の活用が得意な先生は
取り入れて使ってきたんですけどね。
最近は2020年度に向けて、
一クラス分程度はタブレットを
各学校に用意している
市区町村も多いですから。
だだ、このプログラミング学習、
学校任せにしないほうがいいですよ。
海外のプログラミング学習ほどうなのか?
プログラミング学習は、
イングランドでは
2014年から必修化され、
アメリカ(州によって教育規定が違う)では
2011年に当時の
オバマ大統領の行った演説から
プログラミングなどの
コンピューターサイエンス教育を
推進してきました。
そして、
世界で最も教育力が高い
といわれている
フィンランドにおいても、
2016年からプログラミング教育が
必修化されています。
アジアにおいても韓国で2017年に
小学校で「ソフトウェア」が
正規の教育課程として設けられ、
インドではもっと早く
プログラミング学習の
カリキュラム編成がされています。
日本の小学校で
2020年から開始されるというのが
いかに遅いかが分かると思います。
2021年に中学校では
プログラミング学習が
必修化されますが、
こちらも他の国に比べ、
スタートが遅れてしまっています。
しかし、これは
今に始まったことではないのです。
なぜなら、
日本の教育は海外の取り組みを
真似して取り入れているパターンが
非常に多いから
です。
(そもそも、GHQの指導の下
今の日本の教育制度が
できているわけですから、
根本からしてそうなんですけどね。)
今の時間割でもおなじみの
総合的な学習の時間は
アメリカで実施されていた
取り組みを取り入れたものです。
2020年度実施の学習指導要領…
「主体的、対話的で深い学び」…
スタンスが完全に
フィンランドメソッドです!
こと、プログラミング教育においては
発展のスピードが目覚ましいため、
これでは日本は世界から
取り残されていってしまいます。
学校現場のプログラミング教育の実情…
2020年実施にあたって
モンちゃんは不安しかありませんね。
教員の関心が薄い
学校現場では
今までアナログな手法での授業が
展開されていたため、
中堅から年配の先生方が
すぐに対応していけるとは思えません。
電子黒板が学校に導入されだした頃に
モンちゃんもICT活用の担当者に
なったことがありましたが、
使い方を研修で説明しても、
「おー、すごい。」
というだけで実際に
授業で使っていたのは
若手の先生数名でした。
また、年功序列制度バリバリの
組織なので若手の熱心な先生に
丸投げして、
その先生が異動されたら
誰も使い方が分からないということも
しはしば…。
準備時間がない
の記事でもお話ししましたが、
授業の準備時間も
なかなかとれません。
現状でも理科や図工などの
準備や片付け、
吐きそうなくらい大変です。
しかも、道徳や外国語の負担も
増えたばかりです。
そこにプログラミングの準備なんて…
現実的に日常的に
取り入れていくのは
難しいと思います。
予算が足りない
タブレットやパソコンなどは
各学校に用意されても
効果的に使おうと思うと
教材としてソフトや
アプリケーションが必要になってきます。
毎年各教科の備品購入のために
予算は組まれますが、
色んな用途で使えるように
画像編集ソフトや
作曲ソフトなど
ポンポン買えるほど
どこも予算は潤沢ではないはずです。
結局、文科省から降ろしてきて
教育委員会→学校管理職→各教員
へ丸投げしていく構図ですから
無理もないんです。
に関しては職業人としての
質の問題ですけど…。
現代、未来の必須スキル
もう、固定の職業で安定している方は
あまり見る機会が
ないかもしれませんが、
求人情報などを見ると条件に
PCスキルを求められているものが
多くなりましたよね。
履歴書もPDF化して
メールに添付するように
指定される会社もあります。
お勤めの方も会社等から
そういったスキルを求められることも
増えたことでしょう。
インターネットバブル以降、
新興の大企業が
多く誕生してきました。
その多くはICTを用いて
イノベーションを
おこしてきた企業です。
そして、今後多くの仕事が
AIにとってかわるといわれる
これからの時代には
アイデアとプログラミングは
生き残るために必須
といっていいでしょう。
上手に操作できればいい。
Word、Excel、PowerPointが
使えればいい時代は
終わりつつあります。
プログラミングの技術や
知識・経験は…
もはや学歴、資格よりも
世間から求められていくもの
かもしれません。
現時点でできること…
ここで、プログラミング教育について
アドバイスをしたいところでは
あるのですが…。
申し訳ありません。
モンちゃんのブログを
見ていただいても分かるように
僕もまだまだ勉強中で…
アドバイスができるレベルに
ありません。
国内の小学校の
プログラミングの教材としても
一部の学校で使われている、
というサイトや
とういうゲーム。
ヨーロッパを中心に
プログラミング教材としても
使用されている大ヒットゲーム
など、
入り口としてのツールを
おすすめすることはできますが、
やはり効果的に使うには
「教わる」ことが大切でしょう。
僕が今できることは、
プログラミング学習が
いかに必要かを
啓蒙していくことくらいです。
早い人はもう取り入れています。
教え子の中には習い事として
プログラミングの教室に
通っている子も幾人かいました。
モンちゃんの子も
プログラミングについては
習い事で教えてもらっています。
今、2020年に先駆けて
プログラミング教室が
増えていますからね。
ただ、家庭教育推進のモンちゃんは
できれば
これもお子さんと一緒に
親も学んでいけたほうが
いいと思っています。
ご家庭でお子さんと
一緒に学べるプログラム学習の
コンテンツもありますから。
是非お勧め教材を
ご覧になってください。